兄と弟と私の三角関係~イケメン兄弟に挟まれて~
この車内には千夏さんも、一緒に乗ってるみたいな感覚が出てきた私。
私、ヤバい
涙が出そうになって来たよぉ
だけど今、ここで泣くとお兄ちゃんが心配するよね?
悩むよね?
あっ………でも
もう限界だよ
静かに涙が頬を濡らした
なるべく、お兄ちゃんにバレないようにと外を見つめる
だけど流れる景色から停止した景色へとなった。
『沙奈、もしかして俺が泣かせた……んだよな』
『………違うよ
お兄ちゃんじゃないよ』