兄と弟と私の三角関係~イケメン兄弟に挟まれて~
しばらく会話が無いまま時間が過ぎた
そして先に口を開いた千夏さん。
『昨日さ、昴に言われちゃった……』
この場に及んでまだ笑ってくれるなんて…………
千夏さんが笑えば笑う程に、私は苦しい。
『あっ、あの、俺、先に帰るから……』
女同士の話だと、気遣って言ってくれた卓に千夏さんは、
『ダメ!
行かないで。
卓くんも一緒に聞いてほしいの』
『………はい
分かりました』