兄と弟と私の三角関係~イケメン兄弟に挟まれて~
『沙奈ちゃん、私ね、ずっと昴は沙奈ちゃんが好きだって知ってたんだ。
だけど、それでも良いって、思ってた。
だけど今日、やっぱり2番はイヤだって思ったの。
だから、私は、昴を諦めない……
今日から沙奈ちゃんとライバルだね。
私、負けないから…』
『千夏……』
お兄ちゃんは千夏さんを優しく包み込んだ
それをボーっと、見てる私に、卓が私の手を引いて部屋を一緒に出た。
『大丈夫か?沙奈…』
『うん。卓、さっきはごめんね。』
『いいよ。俺の方こそ悪かったよ。
沙奈は兄貴が好きだと知っていながら、沙奈にあんな顔を俺の前で見せるな…って言って』