兄と弟と私の三角関係~イケメン兄弟に挟まれて~



『沙奈、行こう。
あと、俺と兄貴も同席しても良いかな?』




『うん。良いよ。
卓も、お兄ちゃんも側にいて』




そして、私の右手は卓と手を繋ぎ、私の左手は、お兄ちゃんと手を繋いだ






『昔、幼い頃こうやって、3人で仲良く手を繋いで歩いていたね』



私は、卓とお兄ちゃんの顔を交互に見ながら言う。




『そうだな。沙奈は、いつも俺と卓との間でさぁ……』




『そうそう、いつも沙奈から手を繋いできてたよな~。
その度に兄貴が、すぐに手を差し出してさぁ』




あの人の部屋の前に歩いて行く、ほんの数分間だったけど私達は、思い出に花を咲かせた



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