あの頃の君へ〜eternal love〜
『こんな所までごめんね。』



『別にいいって。』



店の前にたどり着くと、



美希が申し訳なさそうに
そっと助手席のドアを開けた。



『今日も頑張れよ。』



『うん!武瑠もね!』



美希は笑顔で鞄を手に取り
ドアの隙間から脚を伸ばした。



『…次はいつ会える?』



『う〜ん、、』



『今月は撮影も詰まってるから…』



『まだ分からないかなぁ。』



『そっか。』



『じゃあまた連絡するよ。』



『あっ!ちょっと待って!』



____チュッ。



突然、



美希が姿勢を変えて
俺の頬にキスをした。



『行ってきます!//』



今日から3月。



いよいよ俺の最終日への
カウントダウンが始まった。
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