あの頃の君へ〜eternal love〜
『そっか!』



『じゃあ今から迎えに行くよ。』



『あっ…!ちょっと待って!』



『私、あと少しでそっちに着くの。』



『だから今日は横浜駅で
待ち合わせしない…?』



『ああ。分かった。』



『じゃあ西口で待ってるよ。』



電話を切って自宅を出ると
俺は歩いて駅へ向かった。



時刻は夜7時。



駅構内は帰宅途中のサラリーマンや
学生たちでごった返している。



『あっ!武瑠ーっ!!』



ふと声の先に目をやると



改札口の向こう側から
美希が俺に手を振ってくれた。
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