あの頃の君へ〜eternal love〜
『なぁ…』



『お前いつからそんなに
誘うの上手くなったんだよ?』



『別に…』



『誘ってなんかないもん//』



『ただ、ずっと…
こうしたかっただけ。』



『…そっか。』



何だか意外だった。



こんな風にジラされる事に
喜びを感じている自分が。



まぁ、



たまにはこんな日も
ありなのかもしれない。



『そういえば…』



『もうすぐ武瑠の誕生日だね。』



『ああ、もうそんな時期か。』



『日付け変わってあと2日だよ?』



『ホント1年って
あっという間だね。』



美希が両手で泡をすくって
ふうっと息を吹きかけた。



すると、



宙に浮かんだ大きな泡は
無数の小さな泡に形をかえて



雲のようにふわふわと
どこかへ飛んでいった。
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