あの頃の君へ〜eternal love〜
『何だかこの部屋も
久しぶりだなぁ〜!』



『ああ。』



『お前ずいぶん来て
なかったもんな〜。』



『うん。』



『それにしても…』



『相変わらず何もないんだね!』



美希がリビングを眺めながら
俺の隣で小さく笑った。



『荷物が多いと
引越しが大変だろ〜?』



『まあ…それもそっか!』



白で統一したリビングには、



ソファにテーブル
テレビにパソコン。



たったそれだけだ。



そんな空間に時々もの寂しさを
感じる事もあるけれど、



俺にはやっぱりシンプルな方が
自分らしくいられる気がする。
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