あの頃の君へ〜eternal love〜
『‥おめでとうございまーーすっ!!!』



最後にパーを出した優弥に
勝利したのは、、



ただ一人‥美希だけだった。



『たった1人選ばれたお姫様~!!
どうぞこちらへ~!!』



優弥は腕を大きく伸ばして
美希をステージへ誘導した。



『優弥!‥いい。俺が行く。』



『えっ……!?』



その腕をあっさり払いのけ、
俺は一歩ずつ、ゆっくりと
美希の方へ近づいて行く。



『……………!!!』



『お迎えにあがりました。…姫様。』



俺はその場に膝まづいて
彼女の目をじっと見つめながら、、



その白く綺麗な手の甲に
そっと優しくキスをした。
< 188 / 1,028 >

この作品をシェア

pagetop