あの頃の君へ〜eternal love〜
『//きゃあっ!!!』



驚いて硬直する彼女を抱きかかえて、
俺はお姫様抱っこでステージへ
上がった。



『いやーーっ!!!』



『蓮くーーんっ!!』



二人を取り巻くように、
場内には激しいブーイングの嵐が
巻き起こっている。



『美希…愛してる。』



『///………っっ!!』



俺は美希を強く抱きしめ
小さな声で愛を囁く。



そして、舌と舌を絡めながら
深く熱いキスを何度も繰り返した。



『…武瑠っ!…、、もう辞めてっ!!』



『……………。』



『みんなが…怒ってるよ、、』



美希は、今にも泣き出しそうな目で
必死に訴えた。
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