あの頃の君へ〜eternal love〜
No.1とは一体どんな男なのだろう。



"やるからには上を目指す"



そう断言してはみたものの



あの時の俺には"遠い未来のこと。"
そんな風にしか思えなかった。



『それにしてもよ〜』



『売り上げ1000万オーバーって
一体給料いくらなんだろうな?』



『‥‥さぁ?』



『早く見てみたいな〜!No.1っ!』



はしゃいでいる優弥を横目に



俺は飛龍さんに言ったあの言葉を
早くも後悔し始めていた。



本当にこんな事が
自分に出来るのだろうかと。



そんな時、



内勤のヒデさんに名前を呼ばれ
俺はスッと席を立ち上がった。



『蓮さん!』



『ルイさんのヘルプをお願いします。』



『はっ、はい!!』



ついにやってきた俺の出番。



心の中は、不安と緊張で
今にも押しつぶされそうだ。
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