あの頃の君へ〜eternal love〜
そして、次の瞬間…



"美希っ!!!"



彼女の右腕を掴むと、
俺は大きな声でその足を止めた。



『…蓮さんっ、、!!』



その声で振り返ったのは、
やっぱりあの"美希"だった。



『今、帰り…?』



『は、はい…。そうです//』



美希はビックリしながら、
大きな瞳で俺を見上げた。



『ごめんね…?
突然呼び止めちゃって、、』



『…いいえ。』



『気づいてくれて嬉しかったです…///』



すると、



彼女は俺に掴まれたままの右腕に
そっと目線を逸らした。



『あっ!!ごめん…っ!!』



それに気づいた俺は、
慌てて美希の腕を振りほどいた。
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