あの頃の君へ〜eternal love〜
『あの…』



『そのケガ、、どうしたんですか…?』



しばらく駅前を歩いていると、
美希が心配そうな面持ちで俺に尋ねた。



『ああ…これは、、ちょっとね…//』



俺は、苦笑いを浮かべて
すぐに話題をすり替えた。



『ところで、、』



『美希ちゃんの家ってこの辺…?』



2人は肩を並べて
少しずつ駅を離れた。



『いえ…家は、駅からバスで
15分くらいの所なんです。』



『そっか!バス停から
家までは近いの…?』



『うーん、、
5分くらいは歩くかな??』



バス停にたどり着くと、



美希は時刻表を見つめながら
人差し指で数字をなぞった。
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