あの頃の君へ〜eternal love〜
『ねぇ、バスって何時に来るの?』



『…えーっと、、』



『次が19時45分だから…
あと10分後くらいですね!』



そう言って、
美希は笑顔で俺に答えた。



『それなら俺が車で送ってくよ!』



『えっ…!?でも、、。』



『俺ん家、すぐそこなんだ!』



俺は、自宅の方向を指さして
強引に美希を説得した。



『最近、世の中物騒だし…』



『女の子が夜道を1人で歩いてたら、
何があってもおかしくないだろ…?』



『だから今日は、俺に送らせて…?』



そして、そっと肩を抱き寄せると
美希は恥ずかしそうに下を向いた。
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