あの頃の君へ〜eternal love〜
『さっきの話…マジだからさ、、』



『//う、うん……。』



街灯の光が窓へ差し込み、
車内の2人をかすかに照らした。



美希は車から降りる様子もなく、、
ただ静かに足元を見つめている。



『美希…?』



俺は、小さな声で
彼女の名前を呼んだ。



すると、美希は顔をあげて
まっすぐに向こう側を見つめた。



『蓮さんは、、』



『女の子なら誰もが憧れる…
本物の"王子様"だと思います。』



『だから、、そんな風に誘って
もらえて、すごく嬉しいです…//』



『でも…っ、、』



そう言いかけた途端に、
美希は慌てて車を降りようとした。
< 326 / 1,028 >

この作品をシェア

pagetop