あの頃の君へ〜eternal love〜
『あれ?聞こえてた?』



『もっちろん…♪』



『っで!いつ結婚すんの?』



優弥はニヤニヤと笑いながら
興味深く俺にたずねた。



『籍は3年記念日の
11月17日に入れて…』



『式はクリスマスあたりに
出来ればなって思ってる。』



『おおっ…!!』



『いいね〜!クリスマスの結婚式!』



『俺、蓮の結婚式
めっちゃ楽しみっ…!』



『日取りが決まったら
みんなに招待状送るよ。』



『ああ!』



『うんっ!』



もうすぐ…



ずっと思い描いていた
俺の"本当の夢"が実現する。



それはまさしく、



気が遠くなるほどの
長い長い道のりだった。
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