あの頃の君へ〜eternal love〜
"私もっ!"



"私もずっとそう思ってた!"



"私だって!!"



"レオに嫌われたくないから
紹介された店で風俗やってるのよ!"



レオの表情が一気に引きつり
みるみるうちに青白く変色した。



もはや言い逃れの出来ない
彼を待ち受けていたのは…



"敗北"という結末だった。



『おい…』



『お前ら一体何なんだよ。』



『よってたかって1人相手に
こんなの卑怯じゃねぇか!!』



怒りの矛先を周囲に向けた男に
もう成す術などなかった。



それは所詮



"負け犬の遠吠え"
でしかなかったのだから…



『卑怯なのはどっちだ!!』



右手にヘネシーを抱えて
飛龍さんが現れた。
< 623 / 1,028 >

この作品をシェア

pagetop