あの頃の君へ〜eternal love〜
『これでやっと
証明出来たんだ。』



『俺の目に狂いはなかったって…』



飛龍さんが俺を見て
嬉しそうに笑った。



"飛龍が目をかけた
キャストは必ず売れる"



文字通り、



俺は人生で初めての
達成感を味わう事が出来た。



『飛龍さん…』



『本当にありがとうございます。』



そこには色とりどりの
笑顔の花が咲き乱れていた。



あれから…



俺の名前は瞬く間に
この街中へ広まっていった。



"2250万円"



俺は歴代最年少にして



最短かつ最高額の
売上げを記録した。



そんな俺をメディアも
放ってはおかなかった。
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