あの頃の君へ〜eternal love〜
そんなある夜の事。



1人のホストが来店し、
レジの前にいたオレに声をかけてきた。



『店員さん。』



『88番のタバコちょうだい。』



『はい!かしこまりました!!』



『お会計450円になります。』



そう言って商品を手渡すと、



彼はトレーに5千円札を置いて
目の前のオレにこう言った。



『ああ‥お釣りはいらないから。』



『えっっっ…!??』



『いやっ、でもっ!あのっ‥!!』



『いいんだ。君がいつも
頑張ってるの知ってるし。』



『差額は内緒で貰っとけって。
これは俺からのボーナスだから。』



『じゃあな!』



戸惑うオレをよそに



彼はそう言い捨てて
すぐに店を出て行った。
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