あの頃の君へ〜eternal love〜
『麻衣子、好きだよ。』



『私も‥』



部屋へ入るなり2人はベッドに沈み込んだ。



真っ白なシーツから香る
柔らかで甘い花の香り。



辺りはすっかり薄暗くなり



少し開いた窓から吹くそよ風が
頬に当たって気持ちが良い。



『んっ‥敦也。お願い。』



オレの腕の中で彼女が
子供のようにキスをねだった。



濡れた唇がもっともっと欲しいと
俺に訴えかけている。



舌と舌を絡ませ合い
何度も熱いキスを交わす。



『ハァ、、ハァ……麻衣子っ…!』



もう息をするのも精一杯だ。



なのに、それが嬉しくてたまらない。



やがて深く重なり合うと
互いの体温を肌で感じた。



温かくて心地良くて頭がぼうっとする。



もっともっと深く。



オレから離れないように
鎖で縛り付けるみたいに。



もう離れたくない。



永遠にこうしていたいと思った。
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