あの頃の君へ〜eternal love〜
『ねぇ、麻衣子‥』



『一緒に暮らさない?』



『えっ!?』



オレの腕に抱かれながら
彼女がとっさに目を見開いた。



『オレたち2人とも夜の仕事だし
会える時間も限られてるだろ‥?』



『だから同棲すればもっと長く
一緒に居られるよなって思って。』



『オレの部屋そこまで広いわけじゃない
けど、2人で住めるくらいの広さはある。』



『どう?考えてみてくれないかな?』



『‥う、うん。』



なんだか、



彼女が少し戸惑ったように
言葉を詰まらせた。



どうやらオレには分からない
大人の事情がありそうだ。



『ごめん…。』



『気持ちは嬉しいんだけど‥
今はまだ色々あって。。』



『でも!いずれはそう
したいと思ってるから。』



『うん。焦らなくて大丈夫だよ。』



『待ってるからさ。』
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