あの頃の君へ〜eternal love〜
そう言って額にキスをすると、



オレはもう1度
彼女を強く抱き締めた。



"色々"ってなんだろう。



ただなんとなく
その言葉が胸に引っかかった。



けど、オレには彼女の全てを
受け入れる度量も必要だ。



『やっぱりこうしてると
すっごく落ち着くなぁ。』



『敦也が傍に居てくれるだけで
不思議なくらい安心出来るの。』



『はははっ、そう‥?』



『う、うん‥‥‥‥‥。
スー、スー、、、、。』



『あっ、あれ‥…?』



その顔を覗き込むと、



彼女はいつの間にかオレの胸で
すやすやと寝息を立てていた。



その姿はまるで子供のようで
オレはその寝顔にそっとキスをした。



"早く一緒に暮らせますように"



そう願いを込めて。
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