あの頃の君へ〜eternal love〜
そう言った途端
美希の表情が一変した。



それは今までに見た事のない
硬く険しい表情だった。



『どうして‥?』



『どうして何の相談もなく
勝手に決めちゃうのっ!?』



『私たち結婚するんだよね?』



『それなのに、なんでまた
お店に戻らなきゃいけないの!?』



『武瑠はもうeternalの
人間じゃないんだよ!?』



『お店がどうなろうと
関係ないじゃない!!』



『美希っ…!!!!!!』



思わず席を立ち上がって
大声を上げてしまった。



テーブルに並べてあった食器たちも



その衝動でガシャンと音を立てて
真下へ転げ落ちていった。



喧嘩なんかするつもりじゃなかったのに。



俺は彼女の大切な日を
一瞬でぶち壊してしまった。



最低な男だと思った。
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