あの頃の君へ〜eternal love〜
『なぁ、そんな言い方
しなくてもいいだろ?』



『eternalは俺にとって
お前と出会えた大事な場所なんだ!』



『その店の一大事ともなれば
断るわけにはいかねぇだろ?』



『でもっ‥!』



『武瑠はもう何の関係もないじゃない!』



『私、武瑠が分からない。』



『仕事と私どっちが大事なの?
なんて本当は聞きたくないけど‥』



『もう、分からないよ‥』



美希が目に涙を溜めて
テーブルに顔を伏せた。



"ごめん。"



俺はその一言が言えないまま
彼女をじっと見つめていた。



今は何を言ってもダメだと思ったから。



けど、



“時が経てばきっと分かって貰える”



そう信じていた。
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