あの頃の君へ〜eternal love〜
『蓮、迷惑かけて本当にごめんね。』



『こんなはずじゃなかったのに‥
オレってホントカッコ悪いよなぁ。』



『ハハッ‥!!』



秀吉がまた薄っすらと目を開けて
どしゃ降りの雨を見て笑った。



『どこがカッコ悪いんだよ?』



『お前は全力で彼女を守ったんだ。』



『お前ほどカッコ良いヤツなんて
俺は今まで見た事がない。』



『そうかなぁ!?‥ありがとう。』



そう言って見せてくれたのは



秀吉が最後にくれた
精一杯の笑顔だった。



『蓮‥』



『最後にもう1つだけオレの
お願い聞いてくれないかな?』



『麻衣子に伝えて欲しいだ。』



『"誰よりも愛してる"って‥‥』
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