あの頃の君へ〜eternal love〜
『鶴見さん。』



『長い間お休みしててごめんさい。』



『敦也からも聞いてると思うけど‥』



『私、妊娠してるんです。』



『それで今日お店を辞めに来たんです。』



『そうか。マコさんがいなく
なってしまうのは寂しいけど‥』



『本当におめでとう。』



『もう体調は平気?』



『はい!』



薄暗い空間の中でも
キラリと輝く眩しい笑顔。



でも、



俺にはその目が少しだけ
腫れているように見えた。



『私ね、鶴見さんには
本当に感謝してるんです。』



『あの時、鶴見さんがいなかったら
私もお腹の子もどうなっていたか‥』



『だから、助けてくれて
本当にありがとうございました。』
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