あの頃の君へ〜eternal love〜
秀吉が最後に残した言葉。



"誰よりも愛してる"



それを伝えるとマコさんの瞳から
大粒の涙がこぼれ落ちた。



『マコさん。』



『過去は過去だ。
それはもう変えられない。』



『でも、未来は変える事が出来る。』



『だったら君が秀吉の分まで
幸せになればいいんだ。』



『それがアイツへの
1番の供養になるはずだから。』



『はい。ありがとうございます。』



『本当に今までお世話になりました。』



『こちらこそ。』



俺が右手を差し出すと



マコさんがその手を包み込むように
しっかりと握手を交わしてくれた。



最後は互いに心からの笑顔で。
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