あの頃の君へ〜eternal love〜
すると、



ガラガラという音とともに
店のシャッターが開き



奥の方から1人の女性が現れた。



おそらく開店準備に
追われているのだろう。



眩しい朝日に照らされながら



彼女は忙しそうに
中と外を行き来していた。



細身のジーンズに白のスニーカー。



シュシュで1つにまとめた
艶のある薄茶色のロングヘア。



しばらくその姿を眺めていると
突然、俺の心にある感情が芽生えた。



"彼女と話がしてみたい"と。



ただ、こんな時に声をかけるのも
何だか悪いような気がして



そこを立ち去ろうとしたのだが‥
その心の声だけは無視出来なかった。
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