あの頃の君へ〜eternal love〜
『何かオススメはありますか?』



『そうですね‥』



『では、白をメインにして旬のお花を
交えたアレンジメントはいかがでしょう?』



『白でしたら薄暗いお店の中でも
目立ちますし、男女共にウケも良いので。』



『なるほど!じゃあ、それで!
全部お姉さんにお任せしますよ。』



『それと、お店がオープンしたら
定期的にお願いしたいんですけど‥』



『えっ!本当ですかっ!?』



『ありがとうございます!!』



サラサラの髪をなびかせて
彼女は満面の笑みを浮かべた。



それほど広くない店内には



大きなものから小さなものまで
色とりどりの花が飾られている。



その甘い香りに包まれていると
何だか心まで温まるような気がした。
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