BEAST POLICE
そこまで話を聞いても。

「上等じゃねぇか」

鬼首は全く恐れをなさない。

「武闘派だが地下闘技場だか知らねぇが、人殺しは俺も一緒だ」

「……」

その言葉を聞いて、雛罌粟が微かに震えた。

「命(タマ)の取り合いになったぐれぇでビビるほど、俺ぁ腰抜けじゃねぇ…殺し合いが望みならやってやるよ…俺が猪瀬の首ぃ取ってやんぜ!」

「……」

蓮杖が呆れて巽の顔を見た。

巽も首を横に振る。

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