BEAST POLICE
「やめとけ雛罌粟。極道ってのは馬鹿なんだ。言っても分かりゃしねぇよ」
呆れる蓮杖。
「おっと…馬鹿は極道だけじゃなかったな…」
その視線が、巽にも向けられる。
「もちっと要領よく立ち回れば、お前も出世できるだろうによ、巽」
「興味ねぇな」
弾丸を確認したコルトローマンをホルスターにおさめながら、巽は鼻で笑った。
「悪党見て見ぬふりして出世するくらいなら、拳銃ぶっ放してぶち殴って、始末書書きながらでも下っ端刑事でいる方がマシだ」
まさしくその性は野獣。
己の思うが儘に暴れて悪党を叩き潰す、獣だった。
呆れる蓮杖。
「おっと…馬鹿は極道だけじゃなかったな…」
その視線が、巽にも向けられる。
「もちっと要領よく立ち回れば、お前も出世できるだろうによ、巽」
「興味ねぇな」
弾丸を確認したコルトローマンをホルスターにおさめながら、巽は鼻で笑った。
「悪党見て見ぬふりして出世するくらいなら、拳銃ぶっ放してぶち殴って、始末書書きながらでも下っ端刑事でいる方がマシだ」
まさしくその性は野獣。
己の思うが儘に暴れて悪党を叩き潰す、獣だった。