BEAST POLICE
青のスリーピーススーツ、そのポケットの中からスマホを取り出し、警視庁の対策本部にいる刑事部長に連絡しようとする倉本。

急いで緊急配備を敷き、脱獄した受刑者達と鬼首を追わなければならない。

しかしその背後。

「!!」

風切り音に気付き、倉本は咄嗟に飛び退く!

同時に倉本の元いた場所に振り下ろされたのは、金属製のバールだった。

鈍い音が施設内に響く。

そしてそのバールを振り下ろしたのは、頭髪も眉毛も焼けて失い、顔中醜く焼け爛れた身長2メートル近い受刑者だった。

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