BEAST POLICE
改めて巽達は、警視監(警備局参事官)と話をする為、現場本部に向かう。
「警視庁より刑事部長の指示で派遣されてきた、倉本と巽といいます」
「君達が例の…」
特型警備車内、巽達と相対した警視監が言う。
巽と倉本の両名は、警視庁捜査一課所属とはいえ、特殊な位置付けの刑事。
その存在は、各所轄の署長クラス以上の警察関係者にしか周知されていない。
「で、状況は?」
「見ての通りだ」
警視監はお手上げといった様子で呟いた。
「要求もなく、演説もなく、ただひたすらに発砲してくる。手の打ちようがない」
「警視庁より刑事部長の指示で派遣されてきた、倉本と巽といいます」
「君達が例の…」
特型警備車内、巽達と相対した警視監が言う。
巽と倉本の両名は、警視庁捜査一課所属とはいえ、特殊な位置付けの刑事。
その存在は、各所轄の署長クラス以上の警察関係者にしか周知されていない。
「で、状況は?」
「見ての通りだ」
警視監はお手上げといった様子で呟いた。
「要求もなく、演説もなく、ただひたすらに発砲してくる。手の打ちようがない」