BEAST POLICE
「君達二人には、作戦の要となる階段をお願いしたい」

警視監が二人を見る。

「設計図によると、2階と3階を繋ぐ階段はこの位置だ。ここを何とか押さえ、犯人グループの行き来を封じてもらいたい」

「…となると狙撃だな」

巽が言う。

彼はレミントンM700狙撃銃も愛用する。

そして倉本も狙撃銃の心得がある。

これら強力な銃器で、山荘の壁越しに階段の位置を狙撃する。

狙撃があると分かれば、犯人グループも迂闊に階段を使おうとはしなくなる。

その分断した隙に、SATを突入させるのだ。

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