BEAST POLICE
爆破事件の後、犯人グループから出された犯行声明は自己弁護とイデオロギー色の強いものであった。

『四菱爆破=ダイヤモンド作戦を決行したのは、大東亜反日武装戦線である。
四菱は、旧植民地主義時代から現在に至るまで、一貫して日帝中枢として機能し、商売の仮面の陰で死肉をくらう日帝の大黒柱である。
今回のダイヤモンド作戦は、四菱をボスとする日帝の侵略企業・植民者に対する攻撃である。爆弾に依り、爆死し、あるいは負傷した人間は、同じ労働者でも無関係の一般市民でもない。彼らは、日帝中枢に寄生し、植民地主義に参画し、植民地人民の血で肥え太る植民者である。
我々は、日帝中枢地区を間断なき戦場と化す。戦死を恐れぬ日帝の寄生虫以外は速やかに同地区より撤退せよ。
我々は、日帝本国内、及び世界の反日帝闘争に起ち上がっている人民に依拠し、日帝の政治・経済の中枢部を徐々に侵食し、破壊する。また新大東亜共栄圏に向かって再び策動する帝国主義者=植民地主義者を処刑する。
最後に四菱をボスとする日帝の侵略企業・植民者に警告する。
海外での活動を全て停止せよ。海外資産を整理し、発展途上国に於ける資産は全て放棄せよ。
この警告に従う事が、これ以上に戦死者を増やさぬ唯一の道である』

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