BEAST POLICE
あくまで犯行を否定し続ける巡査。

「なら…」

倉本は巡査の被っている警察官の帽子を取り去り、髪の毛に隠れていた引っ掻き傷を指摘した。

「この見え見えの傷は何だ?被害者と揉み合った際に、引っ掻かれたものなんじゃないのか?」

「こ、これは…」

狼狽する巡査。

「被害者の爪の間に残っている皮膚をDNA鑑定すれば、すぐに本当の事は分かる。お前が被害者の部屋に侵入し、彼女を殺害したんじゃないのか?」

巽が詰め寄ると。

「…うぁあぁあぁあぁぁっ!」

巡査は突然、巽達に対して襲い掛かってきた!

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