BEAST POLICE
一度は足を洗い、堅気に戻った鬼首。

しかし、やはり極道は極道。

真っ当な生活をする事は出来なかった。

誰かに頼られ、誰かに託され、結局はこの世界に戻ってきた。

それに。

「てめぇとの決着もつけねぇまま、堅気になろうなんていうのが、そもそもの間違いだったらしい」

鬼首が呟く。

刑事と極道。

警察と犯罪者。

この因縁を断ち切らぬ限り、二人に安息はないのかもしれない。

「さぁ巽!」

鬼首は上半身裸になり、背中の夜叉の入れ墨を露わにした!

「そろそろこの縁も終いにしようじゃねぇか!」

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