BEAST POLICE
「照合不可能?」
巽が訝しげな顔をする。
「ええ…被害者女性宅の二つ隣の部屋に住む33歳の男なんですが…何でも、仕事上特殊な薬品を使用する事が多いらしくて、指先の皮膚が荒れていた為、十指とも紋様が読み取れなかったんです」
「……」
環の部屋に残っていた指紋を警察が調べた結果、犯人が部屋に侵入した際に、指紋を僅かに残していた事は判明している。
という事は、犯人は指紋を調べられる事は分かっている筈だ。
「臭うな、その男…」
巽が訝しげな顔をする。
「ええ…被害者女性宅の二つ隣の部屋に住む33歳の男なんですが…何でも、仕事上特殊な薬品を使用する事が多いらしくて、指先の皮膚が荒れていた為、十指とも紋様が読み取れなかったんです」
「……」
環の部屋に残っていた指紋を警察が調べた結果、犯人が部屋に侵入した際に、指紋を僅かに残していた事は判明している。
という事は、犯人は指紋を調べられる事は分かっている筈だ。
「臭うな、その男…」