BEAST POLICE
「俺が何者か?」

巽は男の腕を摑んだまま、ニヤリと笑う。

「刑事だよ。刑事部長直属の『警視庁より上の』特権を持った、な」

「……!」

本職の刑事。

ようやく分が悪い事を悟った男。

その矛先は。

「ババアッ!騙しやがったなっ!」

老婆へと向けられるが。

「何抜かしてやがる」

巽は摑んだままの男の腕を捻り上げる!

「いでででででっ!」

呻き声を上げる男。

そんなのもお構いなしに。

「騙したのはてめぇだろうが、この下衆野郎っ!」

巽は男を一本背負いで投げた!

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