BEAST POLICE
「立たねぇんならこっちから行くぞコルァッ!」

まだ倒れたままの倉本を踏みつけにかかる鬼首!

即座に床を転がって、倉本は回避する。

背後から鬼首に摑みかかる巽だが。

「ぐふっ!」

後方への肘打ちを放ち、巽を打ちのめす鬼首。

怯んだ巽の髪の毛を摑み、更に頭突きを見舞う!

「鬼首ぇっ!」

正拳突きを放つ倉本にも、鬼首はカウンターの右ストレート!

見事に顔面を捉えられ、倉本は片膝をつく。

そこへ追い打ちの回し蹴り!

倉本は声さえ上げられずにダウンする。

「くそぉっ!」

顔面血塗れになりながらも、巽は鬼首の腰辺りにタックルする。

何とか鬼首を倒そうと必死だ。

だが鬼首は、そんな巽の背中に何発も肘を叩き落とす!

肘を食らう度に崩れていく巽の膝。

いつまで立っていられるか、怪しい状態だ。

しかし、巽が動きを封じている今が好機。

「鬼首ぇえぇえぇっ!」

巽に気を取られている隙に、倉本の正拳突きが鬼首の顔面を捉える!

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