キミを振り向かせるために
急ぎすぎたのか…
頭を揺らした瞬間グラってきた

「やばい…本格的に頭痛がひどくなってきた…早く家に帰って薬飲もう…」

ゆっくり階段を降りた
靴を履き替えてるとグラウンドから
ドンって音が聞こえた

見てみると…優希が一人で
ボールを蹴っていた

ずっとその姿をボーっと見ていたら
あっちが私にきずいてくれた

「おぅ!会長!今帰り?遅くねー?」

「生徒会の仕事してたから遅くなっちゃったの…」

いつもなら優希と話しただけで
ドキドキがとまらないのに…

今日はいつもと違う…
頭が痛いしフラフラする…
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