Dark Moon&Star's 完結
「ダメ、、、かな?」

『う、、ううん』


え?瑞輝さん、泣いてる?


「泣いてる?」

『、、、嬉しくて。雫月ちゃんに「家族」って、言って貰えて』

「何言ってんの?瑞輝さんは、ずっと前からあたしの家族だよ」

『ありがとう、、、雫月ちゃん』


ありがとう、かぁ。


その言葉は、あたしが瑞輝さんに言わなきゃいけない言葉だ。


「ありがとう、瑞輝さん。響月のことを好きになってくれて、響輝くんって言う家族も作ってくれて」


だから、あたしはちゃんと瑞輝さんにお礼を言う。


『もぅ、、、雫月ちゃんは。これ以上、泣かせないでよ』


そう泣きながら笑う、瑞輝さん。


『じゃ、お言葉に甘えて、響輝のことよろしくお願いします』

「はい。お借りします」


そう言い、あたしは瑞輝さんとの電話を切った。

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