Dark Moon&Star's 完結
『もしもし?』


黙り込んだあたしに、警察の人が言う。


「あ、すいません」

『それで、引取りに来ていただけませんか?』


、、、あたし、が?


そこって、普通親御さんじゃないのだろうか?


「あの、、、あたしが、ですか?」


あたしは一応、確認のために尋ねる。


『白戸先生ですよね?』


ママは先生なんて呼ばれる仕事はしてない。


だから、白戸先生と呼ばれるのはこの家ではあたしだけ。


でも、あたしが聞きたいのはそんなことじゃない。


『そちらの学校の生徒は、教師の方が迎えに来るようにしてますよね?』


、、、そんなの知らねぇよ。


あたしは、初耳だっての!

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