Dark Moon&Star's 完結
「大変っすね」


凜くんが、そんなことを言う。


「お前が言うな、凜。お前らの時よりは、まだ可愛い方だ」


サクがお酒を飲みながら、そんな言葉を溢す。


そして、懐かしそうな顔を浮かべた。


「若気の至りですよ」


なんて、凜くんが言う。


「あの子が教師なんて、大丈夫なのかしら?」


ママが、そんな言葉を漏らす。


「姫は辞めろなんて言えないでしょ?雫月ちゃんが決めたことに口出さないって、いつも言ってるじゃない」


ママに、遥のママが言う。


「まぁ、雫月の人生だし。そこまで、親が入っちゃダメでしょ?雫月ももう、子供じゃないだから」


ママは、少し寂しそうな顔を浮かべる。

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