Dark Moon&Star's 完結
ママの考えは、親心と言うものなのだろう。


言いたいけど、言えない。


そんな親はたくさん居るだろう。


だけど、ママの場合はちゃんと雫月を1人の人間として、信じているからこそ。


「でも、心配なのよね。あの子、響月みたいにわかりやすい子じゃないから、、、なんでも、自分で解決しようとするところがあるし」

「心配なのは、どの親も一緒だ。いくつになっても、ガキはガキなんだから」


アキトがママにそんな言葉を向ける。


「けど、いつまでも親が口出して、手を差し伸べてたら、ガキは一生自分の足であるけねぇ。そう、俺にいつも言ってたのは姫だろ?」

「そう、だけど、、、」

「親は、ガキが頼った時だけ手貸せばいいんだろ?」


アキトの言葉は、全部ママの受け売り。

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