Dark Moon&Star's 完結
「あたしの意見を、君らに押し付けるつもりはない。だけど、仲間の為に手を出すんじゃなくて、誰かの為に頭を下げられる人間が、1番強い人間だと思う」


、、、あの時。


響月が死んだ時、星夜がママ達に頭を下げた。


星夜とあたしがしたことは、間違っていたことだ。


だけど、星夜はママ達に頭を下げてくれた。


それが、事実。


間違いだったろうが、星夜は1度いろんな意味で頭を下げた。


きっと、星夜は究極の選択をされたと思う。


夜狼会と言うトップとして、チームのため、仲間のため、有紗のため、、、


そして、あたしの存在が、、、


どれだけ、星夜の肩に重く圧し掛かっていただろう。


響月を刺した人間が、星夜の大切な仲間で、、、


そして、大事な仲間の響月を失った。


その悲しみや辛さ、苦しさは、、、


星夜にしか、わからない。

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