Dark Moon&Star's 完結
ただ、相手の幸せを願っただけ、、、


「星夜も有紗が好きで、だから傍に置いてるんだと思ってた。なのに急に出てきた君が、星夜の気持ちを根こそぎ持って行ったもんだとばかり思ってた」


目に溜まる涙が、零れ落ちないように、、、


あたしは、少し眩しい空を見上げる。


「だから、、、あの日。星夜が有紗のこともチームも捨てて、君を取るって言われて、、、」


泣くな、まだ、、、泣くな。


「ただ星夜には、チームに居て、、、有紗のことを、少しでも見ていて欲しかった、、、だけなんだ。だから、脅しの、、、つもりで、、、」


その先は、聞かなくても、、、


、、、わかった。

< 156 / 322 >

この作品をシェア

pagetop