Dark Moon&Star's 完結
幸せの鐘の音
そして気付けば、あっという間に週末になり、、、


星夜との都合が合えば、一緒に過ごす。


そんな日々を、あたしは送っていた。


「雫月。今日、泊まって行く?」


ある日の土曜日。


珍しく、星夜にそんなことを聞かれた。


泊まったり、泊まらなかったり、、、


そんな適当な感じで、いつも過ごしていた。


だけど、そう星夜から聞かれたのは初めてだった。


「明日、用事でもあるの?」

「用事ってか、凜太朗結婚式だろ?」

「へぇ~。凜くん、結婚するん、、、って、明日?」


あたしは、星夜の顔を見る。


そんなあたしに、星夜は結婚式の招待状を見せてくる。


え、、、こんなの、来てたっけ?

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