Dark Moon&Star's 完結
それは、どうもすみませんね。


でも授業をサボって、パソコンで遊んでいる人間に言われたくない。


「今は、授業中なんですけど」


あたしは手に持っていた、課題プリントをテーブルに投げる。


「単位が足りなきゃ、あたしは進級なんてさせないわ。どんなにテストの点数が良くても」


普通の先生は、授業態度とテストの点数で成績をつける。


でも、ここの先生のほとんどはテストの点数。


だから、どんなに授業態度が悪くとも、テストの点数が良ければ、最低限の進級単位は与える。


「何それ?それで、俺らのことでも脅してるつもり?」


課題プリントに手を伸ばし、クシャと課題プリントをグシャグシャにする。


夜狼会の幹部、翔平。

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