Dark Moon&Star's 完結
「はぁ~」


職員室に戻ってくるなり、あたしはため息を溢した。


「白戸先生、電話来てましたよ?」


そんなあたしに、職員室に居た先生が言う。


そして、1枚のメモ用紙を渡した。


「ありがとうございます」


あたしはそれを受け取り、メモ用紙に視線を向けた。


"春川 響輝(ひびき)"


メモ用紙に、彼の名前と連絡先が書かれていた。


「、、、響輝、くん」


あたしの口から、響輝くんの名前が零れ落ちる。


響輝くんは、9歳の男の子。


そして、あたしに連絡をくれたのは響輝くんのお母さんだろう。


響輝くんのお母さんの春川 瑞輝(みずき)さん。


でも、、、


あたし、瑞輝さんに連絡先教えてたよね?

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